三菱ふそうは、ふそうエアロクイーン、エアロバスの騒音防止装置(排気管)について、平成17年5月20日に国土交通省にリコールを届け出た。
排気管の固定方法が不適切なため、エンジンの振動により排気管に亀裂が発生するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、騒音レベルが規制値を超える、または排気ガスの熱により周囲の電気配線の被覆が溶損し、電気配線がショートして、最悪の場合、エンジンが再始動できなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、排気管及び消音器を対策品と交換する。また、パワーステアリングオイルパイプと排気ブレーキエアパイプの取り回しを変更した変更品と交換するとともに、排気管及び消音器の周辺部を点検し、他部品と干渉しているものは修正を行う。
なお、平成16年10月20日、リコール届出番号「1276」の作業の指示内容が不適切なため、既に作業が完了している車両については、パワーステアリングオイルパイプと排気ブレーキエアパイプを点検し、変更品が取り付けられていない車両は変更品と交換するとともに、排気管及び消音器の周辺部を点検し、他部品と干渉しているものは修正を行う。
型式、リコール対象車の車台番号の範囲及び製作期間などその他詳細は
三菱ふそうウェブサイト/リコール情報
http://www.mitsubishi-fuso.com/jp/news/recall/050520/1437.html