日野自動車などトラックメーカー4社が低公害型の大型トラックを相次ぎ発売した。9月から本格適用される新たな排出ガス規制に対応するため、新技術による排ガス浄化装置などを採用したのが特徴だ。ただ、開発費が膨らんで各社とも販売価格を100万円前後引き上げており、需要が低迷する中で販売競争が激化しそうだ。
昨年10月から段階適用されている新規制では、ディーゼルエンジンのトラックなどについて、窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)を従来の規制値より大幅に減らすようメーカーに義務づけている。世界最高水準の規制で適合しない車は新車登録ができない。日野自動車は1日、大型トラック「プロフィア」(総重量20〜25トン)を発売。4〜5月には、UDトラックスや三菱ふそうトラック・バス、いすゞ自動車が既に新型車を発売している。各社とも、フィルターでPMなどの排出を抑える従来技術に加え、排ガスに尿素水溶液を噴射しNOxを減らす技術を採用した。一方で開発費は増大し、販売価格を75〜110万円程度値上げした。(略)
事業用自動車向けのエコカー補助金の活用で大型トラックの場合、最高180万円負担が減るが、国土交通省によると、7月中にも予算が底をつき9月末の期限前に終了する見通しだ。このため業界内では「開発負担が重く、価格は下げられない。補助金終了後の反動減が不安」(大手メーカー)と懸念する声が強い。負担軽減を目的に新たな業界再編が起こる可能性もある。
読売新聞2010年7月9日〜低公害トラック投入相次ぐ(福森誠氏による)〜より紹介しました
2010年7月12日
低公害型大型トラック、新技術採用で発売へ
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