セミトレーラー
トラクター&トレーラーは、トラクター(エンジンを搭載したキャブがある)がトレーラー(エンジンのない荷台付き車輌)をけん引して走行します。
このうち、セミトレーラーは、荷台のないトラクター(シングルトラクターヘッド)で、トレーラーをけん引することだけを目的とした車輌のことです。このセミトラクターは、トレーラーの重量の一部を支えて走行します。トレーラーには2輪だけの車輌もあり、これはトレーラーに連結することで走行可能となり、切り離したときには補助脚がないと傾いてしまいます。けん引するトレーラーの前荷重がトラクターにかかるため、トラクターヘッドは後輪駆動になっています。
トラクターヘッドとトレーラーは、それぞれの連結器によって連結されています。セミトラクターに取り付けられる連結装置はカプラーといい、トレーラーについている連結装置のキングピンとを連結させてトレーラーをけん引します。カプラーは専門メーカーの製造したものをシャシーに取り付けます。取付位置は、セミトラクターの後輪車軸の中心より少し前に、後輪が2軸の場合には2軸の中心よりも少し前になっています。キングピンは主にトレーラー前方の床下に溶接などで頑丈に取り付けられています。
カプラーにかかる荷重を第5輪荷重といいます。カプラーはトレーラーの荷重を支えるため、この第5輪荷重はすなわち最大積載量を表し、「第5輪荷重○t」という表示のしかたもしています。車軸の中心からカプラー中心までのずれを第5輪(カプラー)オフセットといいます。第5輪荷重はカプラーのオフセットによって違ってきますが、トラクターやトレーラーに対しての荷重の配分のバランスが変化するためです。
カプラーは、シャシーフレームよりも凸状態で装備されます。またカプラーそのものを上下に動かすことができるリフトカプラーやハイリフトカプラーといったリフト可能なカプラーもあります。これはダンプ排出などの用途に使われます。カプラーには、1軸式と2軸式があります。走行中の振動などを吸収するためカプラーも同様に運動しますが、1軸式カプラーはピッチング(前後首振り)運動のみで、主に高速用のセミトラクターに採用されています。2軸式カプラーは主に重量用トラクター・トレーラーで採用され、ピッチングだけでなくローリング(左右首振り)運動にも対応しています。
参考
ソーシン(カクワ)
カプラー/ピントルフック/車軸
横浜車輌
カプラー(高速用/重量用)
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